大阪というと都会なイメージがある人も多いでしょう。商業施設やレジャースポットなども多く、仕事だけでなく観光に訪れる人も多いのです。水族館「海遊館」などもある天保山は、大阪を代表するレジャースポットとしても知られています。
実はそんな天保山は、名前の通り「山」でもあります。海遊館は海沿いの街にあるため、山が存在すると聞いてもピンとこない人も多いでしょう。山自体は天保山公園内にあります。標高は4.53メートル、しかし測量基準の三角点があり、国土地理院にも登録されて山として認められています。そんな天保山には登山道もあります。入口は西口と南口の2ヵ所あり、西口ルートからの登頂は階段が整備されていて、100メートルほどの距離です。仕事のストレスをすぐに発散するのには、ちょうどいい登山とも言えるでしょう。
そんな低い山だが、無事に登山を終えると登頂証明書を発行してくれます。発行そのものは無料サービスとなっていますので、記念に利用してみることもおすすめです。天保山登山の際に注意しておきたいこともあります。公園の高台には展望台があり、天保山の山頂がここだと思い込む人も多いのです。しかし実際の天保山の山頂は、展望台から見下ろせる位置にあります。山頂を示している三角点も、展望台ではなく山頂広場に設置されています。登頂の際には見逃さないように気をつけましょう。
もうひとつ、万が一天保山で遭難した場合は、天保山山岳救助隊に救助を求めることができます。山岳会がちゃんと存在している立派な山なのです。